IC-208D

IC-208D


IC-208Dの冷却ファンから異音が!
 車載機は、今はD-STARも楽しめるID-5100Dを使っていますが、それ以前は、ヤフオクで買ったIC-208Dを載せていました。ID-5100と違って分離する操作パネルが小さく、設置場所に苦労することもなく気に入っていました。(ID-5100Dはパネルが大きすぎるし、ファンの音がうるさすぎる。)
 固定では、FT-857DMでも430MHzは出られるため免許状の送信機リストには載せてはいますが、押し入れたままになってました。
 たまには、使ってやろうと出してきて、メインでCQを出してみたらリグ後部にある冷却ファンから異音がするではありませんか。前から固定で使うには音が気になるファンではありましたが、今回は明らかに回転音が異常です。ベアリングがすり減ったか?
 そこで、このファンを交換することにしました。 
同じ大きさのファンを探す

 
 まず、使われている冷却ファンですがYen Sun Technology CorporationのFD1240107B-1Nという機種でした。(製造時期によっては、FD124010HBというものある。)同じものがあるかと思い、ネット検索してみた結果、Amazonや楽天、ヤフーなどのショップでは売ってませんでした。また、ネット検索で分かったことは、このファンは6,500回転で風量はあるのですが、騒音も大きい。
 そこで、交換のついでに固定で使ってもファンの音が気にならないものを選ぶことにしました。実は、このIC-208Dは、一瞬でも送信すると2分間ファンが回るので、回転音が大きいと固定では耳障りなだけです。
 そこで、今回は日本製ベアリングを使っているAINEX OMEGA TYPHOON CFZ-4010SAを買ってみました。
 
FD124010HB(FD1240107B-1Nが見つからないので)とCFZ-4010SAのスペック
           従来のファン    交換したファン
回転数       6,500rpm     4,000rpm  
最大風量      6.6CFM      4.81CFM  (風量的には70%程度になっている。)
ノイズレベル     29dB(A)      12.34dB(A) (騒音的にはかなり低いことがわかる。)
定格入力     12V 1.08W    12V 1.20W
   
交換してみた結果、静かになった〜
 さて、作業です。(いつものことですが、交換作業は十分注意しながら、自己責任でやりましょう。)
 リグの蓋をあけ、後部の冷却ファンカバーを外し、ファンの電源コネクターを基盤から引き抜きます。購入したファンは回転検出のためのパルスセンサー付きの3本線ですので、白色の線は使いません。また、付いている3芯コネクターは合わないので、取り外し、IC-208Dから外したファンのコネクターを利用することにしました。
 さて、冷却ファンを交換した結果ですが、とっても静かの一言です。夜間も気にならないほど静かになりました。ここで、問題は冷却能力ですが、どうなんでしょうか。もし、今後異常が感じられるようならもう少し風量があるものに変えてみようかとも思います。