X412_1010p画像通信

X412_1010p(画像通信)


画像通信をやってみたい
 アマチュア無線の免許を取って間もなくのころだったかな。アメリカのロボット社がSSTVの機器を発売した(1970年代後半頃?)。この頃からSSTVに興味があったのですが機器が高価で手が出なかった。後に、MMSSTVなどの登場により、パソコンでSSTVが楽しめるようになっていたのですが、無線から遠ざかっていたこともあり、結局、交信するまでには至っていません。

 そんな中、いつもの書店でCQ誌やHAMworldを立ち読みしていたら、HAMworld2024年1月号(2023年12月発行)に、FT8を使った画像通信の記事(執筆JH3ECA局)が載っていたため、気になりHAMworldを購入し、挑戦(70歳が近い私には一大決心です。)することにしました。
 旨く出来れば、4、50年ぶりに念願の画像通信(SSTVとはちょっと違うかもしれませんが)を楽しむことができそうです。

 画像通信ソフトは、JH3ECA局のホームページに掲載されている『X412_1010p』です。これに、いつも使っているJTDXやWSJT-Xと組み合わせて、画像通信を行います。
 『FT8通信に疲れたら、そのまま画像通信!』はどうでしょうか?

 X412_1010p及びJTDXの設定等につきましては、JH3ECA局からアドバイスを頂いております。誠にありがとうございました。

X412_1010pをインストールしたら
 JH3ECA局のホームページに非常に多くのアマチュア無線関連ソフトが一覧表で掲載されています。X412_1010pは、なぜか?文字通信ソフト一覧の中に掲載されていました。
 ダウンロードし、インストールすると、私の場合、C:ドライブ(ノートパソコンでSSD容量が少ないので、Cしかないです^^;)に、JH3ECAというフォルダが出来、そのフォルダの中に、X412_1010pのフォルダが出来ていました。

インストール時に問題が発生しました。

1.ftps.exeをトロイの木馬ウィルスと認識し、隔離
 アンチウィルスソフトがX412_1010pの中にあるftps.exeをトロイの木馬ウィルスと認識し、隔離してしまったんです。何回やっても同じで、これが無いとソフト起動時にエラー表示がでます。そこで、手動でftps.exeをFTPupというフォルダに戻したらエラーが出なくなりました。
 私の使っているのは、ソースネクスト社のウィスルセキュリティです。
 なお、他社の場合ですが、ローカル局は問題なくインストールが完了したそうです。

2.Digi-Sitesを入れるよう促されます
 Digi-Sitesというソフトが何のか、現時点ではわりませんが、X412_1010p起動時に、インストールするよう表示がでます。たぶん、入れなくても使えそうですが、毎回出るので、JH3ECA局のホームページよりインストールしてしまいました^^;。

X412_1010pの初期設定
1.FTP_SETの設定
 上部のニューの中からFTP_SETを選び、MyCALLの欄にコールサインを入力します。専用のホームページを利用するには、左の欄のFTP_xx1又はFTP_xx2を利用するので、ここだけに、コールサインを入れれば使えるのですが、これだけだと、次回のソフトを起動時に、コールサインを入れ直さなければなりませんでした。そこで、FTP_Aから全部に入れてみたら消えなくなりました。
 設定は、FTP_xx1又はFTP_xx2を選んでください。

2.NEWS/SetUPの設定
 上部のニューの中からNEW/SetUPを選び、Soft_Nameの欄では、使用している通信ソフトを設定します。WSJT-Xでは使用しているバージョンを選び、JTDXではJTDX by HF communityを選びます。
 Soft_TXの欄では、使用するFT8通信ソフトをクリックします。三段ありますが、一番上がWSJT-X、次がJTDXとなっています。
 TX_SETの欄では、コールサイン/X1JPGをクリックします。

JTDXの設定
 WSJT-Xでは何の設定もせずに、画像の送信ができたのですが、JTDXは送信できませんでした。困り果て、JH3ECA局にアドバイスを頂いた次第です。
 まず、上段のメニューの言語選択で、日本語表示を英語表示にします。
 次に、上段のメニューのAutoSeqで、1を選びます。そうすると、右側にある表示がAutoSeq1になります。また、下部のシグナルレポート等が入る欄も1を選びます。
 これで、JTDXでも画像の送信ができました。ちょっと面倒でした。

画像通信をしてみる
 写真のサイズですが4対3や16対9が選べますが、ワッチしてみると。皆さん4対3のサイズでやってますね。
 そこで、私も左の図のように、4:3_Pic TXタブで送信画像を作ってみました。

 幸い、手持ちのスマホは。iPhone7 Plusなので、写真は4体3が標準の撮影となり便利です。

 写真を取り込んだらそこにX412に用意されている機能で、タイトルや文字などを入れることだできます。送信画像ができたら、右下の黄色の送信ボタンをクリックすれば、OKです。 
 そうすると、WSJT-Xなどが送信時間を見計らって送信してくれます。

 相手から返信画像が届いたらその画像を自分の画像の一部に取組んで、レポートを送ることができます。

 画像にレポートやメッセージを記入しての交信なので、タイムラグはありますが、そのゆっくり感に慣れてしまえばとても楽しめる通信かと思います。

 暇なときには、7110KHzで受信してます。